
<aside class="answer-box">
<p><strong>結論</strong></p>
<ul>
<li><strong>中国旅行者は、国内版「高徳地図」ではなく国際版「Amap」を探す</strong>のが安全です。</li>
<li><strong>場所検索、徒歩ルート、地下鉄・バス乗換は登録なしでも使える範囲が広い</strong>です。最初に電話番号を求められても、地図だけなら戻って使えることがあります。</li>
<li><strong>タクシー、シェア自転車、保存同期などはログインが必要になりやすい</strong>です。ここで中国の電話番号の壁が出ます。</li>
<li><strong>中国到着後にアプリストアで迷うより、出発前に入れておく</strong>のが一番ラクです。</li>
</ul>
</aside>

「高徳地図 日本語版」と検索すると、国内版の高徳地図、国際版Amap、Appleマップの話が混ざって出てきます。日本人旅行者が知りたいのは、だいたいこの3つです。

- どれをダウンロードすればいいのか。
- 中国の電話番号がなくても使えるのか。
- 登録画面で止まったらどうすればいいのか。

このページはそこだけに絞ります。タクシー配車は別ページの [Amapでタクシーを呼ぶ方法](/ja/amap/taxi/) へ。

## まず、入れるべきアプリ

出発前に自分のApp Store / Google Playで **Amap** を探してください。日本語で「高徳地図」と検索するより、英字で `Amap` と検索したほうが迷いにくいです。

目安はこうです。

| 表示 | 旅行者向け判断 |
|---|---|
| Amap | 国際版。まずはこちらを探す |
| 高徳地図 / 高德地图 | 中国国内版。中国語画面や+86番号の壁に当たりやすい |
| Appleマップ | iPhoneなら予備としてかなり使える |
| Googleマップ | 中国国内では接続と座標ずれの両方で不安定 |

2025年に、訪中外国人向けのAmap英語版がApp Store / Google Playで公開されました。2025年夏には多言語対応も広がり、日本語表示を含む言語対応が進んでいます。

## 出発前にやること

日本の自宅Wi-Fiで、ここまで済ませてください。

1. `Amap` をアプリストアで検索する。
2. アプリを開き、表示言語が日本語または英語になるか確認する。
3. ホテル名を英語・中国語・住所で検索してみる。
4. ホテルを保存、またはスクリーンショットしておく。
5. 中国到着直後に使う通信手段を用意する。地図アプリは電波がないとほぼ役に立ちません。

中国に着いてから「どれが公式かわからない」「ストアが遅い」「SMSが届かない」となると、地図アプリの設定だけで疲れます。

## 中国の電話番号なしでできること

地図として使うだけなら、登録なしで済む場面が多いです。

| 操作 | 中国番号なしでの目安 |
|---|---|
| 現在地を見る | 使える |
| ホテルや駅を検索する | 使える |
| 徒歩ルートを見る | 使える |
| 地下鉄・バス乗換を見る | 使える |
| 場所を保存する | ログインを求められることがある |
| 複数端末で同期する | ログインが必要 |
| タクシーを呼ぶ | ログイン・支払い設定が必要 |
| シェア自転車を使う | 追加認証が必要になりやすい |

つまり、**道に迷わないための地図**としては、中国番号がなくてもかなり使えます。**アカウントに紐づく機能**に入った瞬間、電話番号や支払いの問題が出ます。

## +86番号を求められたら

ここで焦って、適当な番号やホテル番号を入れないでください。まず見るべきは、あなたが国内版を開いていないかです。

| 画面の状態 | やること |
|---|---|
| 画面がほぼ中国語 | 国際版Amapではなく国内版の可能性を疑う |
| 国番号が+86固定 | 国内ユーザー向け登録に入っている可能性が高い |
| 地図を見るだけなのにログインを迫られる | 戻る、スキップ、または検索画面に戻れるか試す |
| タクシー・自転車・保存同期でログイン要求 | その機能だけログインが必要。地図機能とは分けて考える |

日本の電話番号や海外番号で登録できる場合もありますが、アプリのバージョンや地域設定で画面が変わります。旅行者としては、**中国番号がないと絶対に使えない機能を無理に突破しない**ほうが安全です。

## 国内版を入れてしまった時の戻り方

1. アプリ名とアイコンだけで判断せず、ストアの説明と表示言語を確認する。
2. いったんアプリを閉じ、ストアで `Amap` と英字検索する。
3. 国際版が見つからない場合は、iPhoneならAppleマップを予備にする。
4. Androidで見つからない場合は、日本にいる間にGoogle Playから探し直す。中国到着後にGoogle Playへアクセスできない環境だと面倒です。

野良APKを探すのはおすすめしません。地図アプリには位置情報、行動履歴、場合によっては支払いが絡みます。公式ストアから入れるのが最低ラインです。

## 日本語表示にする

国際版Amapは端末言語に追従しやすいですが、中国語で開いた場合は、だいたい以下の流れで探します。

1. 右下の `Me` / プロフィールを開く。
2. 歯車アイコンの設定へ進む。
3. `General` または言語設定に入る。
4. 日本語または英語を選ぶ。

完全に日本語化されていない画面もあり得ます。旅行前に一度、ホテル検索・徒歩ルート・駅検索だけでも触っておくと、現地でのストレスがかなり減ります。

## iPhoneならAppleマップも用意する

iPhoneユーザーは、Appleマップを消さずに残してください。Appleの説明では、中国本土ではAppleマップが高徳の地図データを使います。つまり、日本語UIのまま中国の地図データを使える場面があります。

使い分けはこうです。

| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| ざっくり目的地へ行く | Appleマップ |
| 地下鉄・徒歩・細かい店探し | Amap |
| タクシー配車まで一気にしたい | AmapまたはDiDi |
| 出発前に旅程を見る | Googleマップも補助的に可 |

## 出発前チェック

- Amapを入れた。
- ホテル名を検索できた。
- ホテル住所の中国語表記を保存した。
- Appleマップも予備に残した。
- 中国到着後の通信手段を用意した。
- タクシーを使う予定なら、[Amapでタクシーを呼ぶ方法](/ja/amap/taxi/) も読んだ。

## 出典

- [Amap debuts English navigation app for international tourists — China Daily](https://global.chinadaily.com.cn/a/202501/23/WS679200b3a310a2ab06ea8f0c.html)
- [Amap launches China's first multilingual map, 14 new languages — People's Daily](https://en.people.cn/n3/2025/0714/c90000-20339734.html)
- [Apple Maps in China uses Amap mapping data — Apple Legal](https://www.apple.com/legal/privacy/data/en/apple-maps/)
