
米国パスポートをお持ちなら、はっきり言っておきます。**あなたは中国の30日間ビザ免除リストには入っていません。** 「アメリカ人は30日間ノービザで入れる」と書いているブログや、旅行代理店のページすら少なくありませんが、それは誤りです。鵜呑みにすると、空港のチェックインカウンターで搭乗を断られかねません。実際のところ、米国は一方的ビザ免除制度の*対象外*ですが、それでも合法的に入国する道は2つあります。このページでは両方を整理し、予約前に正しい選択ができるようにします。

<aside class="answer-box">
<p><strong>結論を先に</strong></p>
<ul>
<li><strong>通常の観光・出張なら：</strong>中国の<strong>観光（L）ビザ</strong>が必要です。アメリカ人には10年マルチプルエントリービザが発給されるのが一般的なので、一度手続きすれば10年使えます。</li>
<li><strong>中国を経由して別の場所へ向かうだけなら：</strong><strong>240時間（10日間）トランジット</strong>制度を使えばビザを省けます。米国はこのリストに入っていますが、第三国・地域への先の航空券が必要です。</li>
<li><strong>海南島だけに行くなら：</strong>海南には独自の30日間ビザ免除ルールがあり、こちらはアメリカ国民も対象です。</li>
<li>本土について「米国は30日間ノービザ」と書いてあるページは無視してください。事実ではありません。<strong>予約前に必ず公式のNIA（国家移民管理局）サイトで確認を。</strong></li>
</ul>
</aside>

## なぜ混乱が起きるのか

中国は2024〜2026年にかけてビザ免除を大幅に拡大しましたが、報道や解説が雑なものも多くありました。実際には、しばしば混同される3つの別々の制度があります。

1. **一方的な30日間ビザ免除リスト** — 50か国あまりの国民がビザなしで本土に入れます。**米国はここに入っていません。**
2. **240時間ビザ免除トランジット** — 第三国へ向かう人のための*乗り継ぎ*措置です。米国はこちらには*入っています*。
3. **海南独自の30日間ビザ免除** — 島の省内のみで有効で、アメリカ人も対象です。

ブログが「アメリカ人はビザ免除」と言うとき、ほぼ間違いなく制度2か3を制度1と取り違えています。これらは互換ではありません。この違いさえ押さえれば、あとは簡単です。

## 選択肢A — 観光（L）ビザ：また来るならこれがベスト

北京、上海、成都など本土のどこかへ普通に旅行するなら、標準的な道は**Lビザ**です。多くのアメリカ人が手間を気にしない理由は相互主義にあります。米中はお互いに**10年・マルチプルエントリー**の観光ビザを発給しているのです。申請は一度きりで、その後10年分の旅行をカバーし、各滞在で認められる日数はビザ自体に記載されます。

実際の流れはこうです。

- まず**オンラインフォーム**（COVAシステム）に記入します。かなり長いので、1時間ほどを見込み、渡航歴を手元に用意しておきましょう。
- 中国ビザ申請サービスセンター（CVASC）で**予約**を取ります。ワシントンDC、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ヒューストンにセンターがあります。
- **本人が出向きます** — ほとんどの申請者はその場で指紋を採取されるため、基本的にすべてを郵送で済ませることはできません。
- **持参するもの**：残存6か月以上・空白ページのあるパスポート、印刷した申請書、規格どおりの写真、航空券とホテルの予約。

標準処理はおよそ**4営業日**を見込み、繁忙期はさらに長くなります。Lカテゴリーは要するに中国の観光ビザで、これを扱う公式窓口が[中国ビザ申請サービスセンター](https://www.visaforchina.cn/)です。やり取りするのは第三者の代理業者ではなく、この機関です。

実用的なコツ：10年ビザなので、最初の旅行が短くても申請しておきましょう。2回目、3回目は航空券代以外かからなくなります。

## 選択肢B — 240時間トランジット：先へ向かう場合のみ

中国が別の目的地へ向かう途中の立ち寄り地なら（例：ニューヨーク → 上海 → 東京）、**240時間（10日間）ビザ免除トランジット**を使ってビザを完全に省けます。米国は対象となる約55か国のうちの一つです。

> 「乗り継ぎ中の外国人旅行者は、240時間以内に出発する、日付と座席が確定した第三国・地域への接続航空券を所持していなければならない。」
> <cite>— [国家移民管理局 トランジット政策](https://en.nia.gov.cn/)</cite>

ただし条件は厳格で、一つでも欠けると入国を断られます。

- 240時間以内に出発する、**別の国・地域への確定した先の航空券**が必要です。米国に戻る接続便は対象外で、本物の第三の目的地でなければなりません（東京、ソウル、バンコク、シンガポールがよく使われます。香港・マカオも「先の地域」として認められます）。
- **約60か所の指定港**のいずれかから入国します（北京、上海、広州、成都、西安など主要空港はすべて対象）。
- **240時間のカウントは入国審査を通過した時点から始まります**。着陸時ではありません。これを見落として数時間オーバーする人がいます。
- 一部の地域（チベット、新疆）は**トランジット圏外**で、別途許可が必要です。

これは上海で数日過ごしたい長い乗り継ぎには最適です。一方、往復券で2週間の周遊旅行をするなら不向きで、その場合はビザを取りましょう。

## 米国：ビザ vs 240時間トランジット 早見表

| | 観光（L）ビザ | 240時間トランジット |
|---|---|---|
| 事前申請が必要？ | はい（CVASC、本人来訪） | いいえ |
| 最大滞在 | ビザに記載。10年マルチが一般的 | 10日（240時間） |
| 第三国への先の航空券？ | 不要 | **必須** |
| 帰国の往復券でOK？ | はい | **いいえ** |
| 向いている人 | 通常の旅行、リピート訪問 | 乗り継ぎを延ばしたい人 |

## 出発前に — つい忘れがちな簡単なこと

- 着陸前にオンラインで**中国デジタル入国カード**を済ませておきましょう。旧来の紙の用紙に代わるもので、入国審査がスムーズになります。
- **通信と決済を事前に準備しておきましょう。** 米国の携帯プランの多くは中国で実用的なローミングができず、欧米のクレジットカードも広くは使えません。[中国向けトラベルeSIM](/ja/esim/)と[外国カードで設定したAlipay](/ja/pay/alipay-for-foreigners/)を用意すれば、到着前に両方解決します。
- Lビザのルートを選ぶなら、**ビザが手元に届くまで払い戻し不可の航空券は予約しない**こと。

入国の目処が立ったら、次に押さえたいのは時期です。[中国を訪れるのに最適な時期](/ja/best-time-to-visit-china/)を確認し、[北京](/ja/beijing/)や[上海](/ja/shanghai/)から始めましょう。

## ほかの国籍の方は

別のパスポートをお持ちですか？ ルールは国によって大きく異なります。

- [イギリス](/ja/visa-free/uk/) — 2026年2月よりビザ免除
- [カナダ](/ja/visa-free/canada/) — 2026年2月よりビザ免除
- [オーストラリア](/ja/visa-free/australia/) — ビザ免除、30日間
- [インド](/ja/visa-free/india/) — ビザが必要
- [2つのビザ免除制度を完全解説](/ja/visa-free/)

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**最終確認：2026年6月14日。** ビザとトランジットのルールは頻繁に変わり、申請する場所によっても異なります。これは一般的なガイドであり、法的助言ではありません。渡航を予約する前に、必ずご自身のケースを[国家移民管理局](https://en.nia.gov.cn/)、または最寄りの中国大使館・ビザセンターで確認してください。
