夕暮れの故宮(紫禁城)の角楼と堀、北京

北京ガイド

故宮(紫禁城)の予約方法

故宮は完全予約制——当日券も現地販売も黄牛券もありません。7日前の毎晩20時に放出、公式チャネルのみ、月曜休館。外国人がパスポートで予約する手順と、取れないときの対処まで。

北京旅行で最初のつまずきが、たいてい故宮の予約です。ルールを知らずに「現地で買えばいい」と思っていると、門前で入れずに半日を無駄にします。このページは、外国人がパスポートで確実に予約するための手順をまとめます。北京全体の回り方は北京旅行ガイドも参照。

青海波(せいがいは)の波文様と朱印の飾り罫。

結論:故宮は完全予約制(当日券・現地販売なし)

故宮博物院は全面的にオンライン実名予約制で、当日券も窓口販売も黄牛券もありません。[故宮博物院 公式] どれだけ早く門前に着いても、予約がなければ入れない——これがすべての前提です。

予約のタイミング:7日前の毎晩20:00に放出

予約は入場日の7日前から可能で、毎晩20:00(北京時間=日本時間21:00)にその日(7日後)の枠が放出されます。土日や連休、夏休みの枠は数分で売り切れることもあるので、行きたい日が決まったら20時ちょうどに待機するのが確実です。

どこで予約する?——公式チャネルのみ

  • **故宮博物院の公式予約サイト/公式WeChatミニプログラム「故宫博物院」**が唯一の正規ルートです。
  • 価格は旺季(4/1–10/31)が大人**¥60**、淡季(11/1–3/31)が**¥40**。[TravelChinaGuide]
  • 第三者サイトの「代行予約」は高額+情報ミスのリスク。公式以外は使わないこと。

外国人の予約手順(中国の電話番号がなくても)

  1. 公式予約チャネルを開き、言語・入場日を選ぶ。
  2. パスポート情報で実名登録(中国の電話番号がなくても、パスポート+メールで進められます)。手順の細部は時期により変わるため、当日は公式チャネルの最新案内に従ってください。
  3. 入場時間帯を選んで予約を確定。
  4. 当日は予約に使ったパスポート原本を持参(実名照合があります)。

月曜は休館・営業時間

月曜は終日休館(国の祝日は除く)。営業時間と料金は季節で変わります。

旺季(4/1–10/31)淡季(11/1–3/31)
大人料金¥60¥40
営業時間08:30–17:0008:30–16:30
入場締切16:00頃15:30頃
休館月曜月曜

月曜しか時間がない日程なら、故宮は別の日に回すか、外観+周辺(景山公園から屋根を見下ろす)に切り替えを。

珍宝館・鐘表館は別料金

故宮の基本チケットとは別に、珍宝館・鐘表館は追加料金(各¥10前後)。見たい場合は予約時に一緒に取っておくとスムーズです。時計コレクションや宁寿宫エリアは見応えがあります。

入場時の持ち物(パスポート必携)

予約に使ったパスポート原本が必須(実名照合)。中国では16歳以上の外国人はパスポート常時携帯が求められるので、いずれにせよ携帯を。夏は日差しが強く日陰が少ないため、帽子・日傘・水(館内に給水点あり)も。

3回の無断キャンセルで30日予約停止

予約したのに無断で行かない(爽約)が累計3回になると、30日間予約できなくなるルールがあります。予定が変わったら早めにキャンセルを。免税・無料対象の人も「免票でも予約は必要」(¥0チケットを取る)点に注意。

予約が取れないときは?

  • 毎晩20:00の放出直後を狙う(前日や数日前にキャンセル枠が出ることも)。
  • 平日や淡季(11月など)に日程をずらす。
  • どうしても無理なら、景山公園(故宮の真北、紫禁城の屋根を一望)や周辺の胡同散策に切り替える。

暑さ・混雑を避ける回り方

地元の人がすすめる夏の動線は、午門から入って室内展示(陶磁器館など冷房あり)→ 西側の廊下(日陰)→ 御花園 → 神武門へ抜ける。正午に中軸線(太和殿〜乾清宮)を炎天下で歩くのは中暑のもと。朝いちばんの時間帯が人も少なく快適です。

ネットと支払い(着く前に)

予約も当日の移動も通信が要ります。中国ではLINEやGoogleがそのまま使えないため、海外ルーティング型のeSIMを出発前に(→ 中国eSIMガイド)。支払いはAlipay/WeChat Payを準備(→ Alipayガイド)。乗り継ぎで故宮に行けるかは北京トランジットも参考に。

出典

出発前の準備