朝もやと光線の中に林立する張家界の砂岩の石柱群(『アバター』の浮遊山のモデル)

都市ガイド

張家界旅行ガイド(2026年版)

『アバター』の浮遊する絶壁・張家界。天門山と国家森林公園の2エリア、袁家界やガラス橋、長沙経由の行き方、最低3〜4日のモデル、低価ツアーの罠まで地元目線で。

張家界は、映画『アバター』の”ハレルヤ山”のモデルになった石柱林立の絶景で知られます。ただ見どころが広く分かれ、アクセスにも時間がかかるため、行き方と日数の設計がすべて。このページでそこを整理します。

青海波(せいがいは)の波文様と朱印の飾り罫。

何日必要?——最低3〜4日

張家界は点在する見どころ+移動で時間を食うため、最低3〜4日みておくのが安全。目安は天門山に1日、国家森林公園に2日、余れば大峡谷ガラス橋や芙蓉鎮に1日。1泊や日帰りでは主役の森林公園を回りきれません。

2つのエリア:天門山 vs 国家森林公園

天門山(永定区)国家森林公園(武陵源区)
見どころ天門洞・ガラス桟道・99のカーブ袁家界(アバターの山)・天子山・金鞭渓・十里画廊
位置張家界市街のすぐ近く市街から車で約1時間
所要1日2日
性格索道+断崖スリル渓谷ハイキング+石柱群

両者は別物なので、同じ日に詰め込まず日を分けて。

天門山:天門洞・ガラス桟道・99のカーブ

世界最長級のロープウェイで一気に山上へ。山に開いた巨大な穴天門洞、断崖に張りつくガラス桟道、そして麓へ下る99の急カーブの盤山公路が名物。ルートはA/B/Cに分かれ、選び方が体力を左右します(後述)。

天門山の天門洞——切り立った絶壁に開いた巨大な穴と、麓から続く上天梯の石段
天門洞。麓から999段の石段「上天梯」が、絶壁に開いた巨大な穴へと続く。

国家森林公園:袁家界(アバターの山)・天子山・金鞭渓

袁家界の石柱群が『アバター』の浮遊山のモデル。天子山の展望、谷底を歩く金鞭渓十里画廊など見どころが多く、園内は百龍エレベーターやバス・索道で移動します。広いので、回る順番を決めておかないと一日が溶けます。

大峡谷ガラス橋

張家界大峡谷のガラス橋(世界最長級の高所ガラス橋)はスリル満点の人気スポット。森林公園・天門山とは別の場所なので、行くなら独立した半日〜1日として組み込みます。

行き方(長沙経由 or 張家界へ直行)

  • 空路:張家界荷花空港(DYG)へ直行便がある都市も。なければ長沙へ飛び、そこから高鉄・バスで張家界へ。
  • 高鉄:張家界西駅まで。長沙からのアクセスが一般的。
  • 北京・上海からは遠いので、国内移動(空路/高鉄)を前提に日程を組みます。市内〜各エリアはチャーターか園区バスで。

天門山のA/B/Cルート(索道の選び方)

天門山は入山ルートがA/B/Cに分かれます。

  • Aルート:時間予約制+999段の階段+盤山公路。旺季は渋滞しやすい。
  • Bルート:索道で上り、索道で下る——体力的に楽で、子ども・高齢者連れにおすすめ。
  • 体力と相談して選ぶのがコツ。チケットは公式または現地正規窓口で。

モデルコース(3〜4日)

天門山の崖を縫う99のカーブの盤山公路と、奥に見える天門洞
崖を縫う99のカーブの盤山公路。その先に天門洞が開く。
  1. Day1:張家界着 → 天門山(ロープウェイ+天門洞+ガラス桟道)。
  2. Day2〜3:国家森林公園(袁家界=アバターの山 → 天子山 → 金鞭渓)。武陵源に宿泊すると効率的。
  3. Day4(余れば):大峡谷ガラス橋 or 芙蓉鎮。

地元が避ける罠

  • 激安ツアー・客引き:強制ショッピングや行程圧縮の定番。SNSの「格安パッケージ」は要注意。
  • 2エリアを1日に詰める:天門山と森林公園は別日に。
  • 園内の移動を甘く見る:森林公園は広大。エレベーター・バスの待ち時間込みで計画を。

ベストシーズン・服装

春(4〜5月)と秋(9〜10月)が快適。夏は霧や雨で視界が変わりやすく(幻想的でもある)、冬は冷えます。山歩き+ガラス桟道なので、滑りにくい靴・防寒・雨具を。中国全体の時期はベストシーズンガイドも参照。

ネットと支払い

園区は市内より電波が弱い区間も。地図・配車・チケットにデータが要るので、海外ルーティング型のeSIMを出発前に(→ 中国eSIMガイド)。支払いはAlipay/WeChat Pay(→ Alipayガイド)。日本国籍は30日ビザなしで入国可。行き先全体は都市ガイドへ。

出典

出発前の準備